RIDE AID in ASO 開催趣旨

熊本地震は、平成28年4月14日、16日に熊本県と大分県にて相次いで発生した地震。日本での地震観測の歴史として震度7を2回観測したのは初めて。死者267名、負傷者2,804名、避難者183,822名、被害総額4.6兆円(最大)、住宅の全壊8,673棟、半壊34,726棟、一部破損162,479棟、阿蘇立野大橋の崩落をはじめ阿蘇山周辺の崩落多発など九州では過去最大級の災害になった。熊本県の統計によると阿蘇の観光客数は平成27年1,590万人、被災した平成28年は990万人に激減。平成29年は1,100万人まで持ち直したが震災前の約7割にとどまる(平成30年統計は調査時点で未発表)。阿蘇市の統計に限定して見てみると平成27年493万人、被災した平成28年は315万人、平成29年は349万人、平成30年は473万人と回復基調にあるが震災前を超えてはいない。また、平成31年4月から断続的に噴火している阿蘇山の影響により、地元の方からは観光客は減っていると感じるとの話も伺う。

ユネスコに認定されたジオパークである阿蘇は、何度訪れても季節や時間帯によって新しい表情を見せてくれ、どこから見ても絶景に出会える国内随一の場所。阿蘇サイクルツーリズム学校「コギダス」や道の駅阿蘇によるサイクリスト向けの環境整備により、地元の様々な事業者の協力によるサイクリストフレンドリーな店舗、サービスやサイクルラックを設けた休憩スポットなど、サイクリストにとって最上の環境が整っている。2020年は国道57号北側復旧ルート、国道325号遅大橋ルートの開通、J R豊肥本線(肥後大津駅から阿蘇駅)の再開が予定されていて、これにより熊本市方面からのアクセスが完全復旧し、復興に向けて大きな変化のある一年になる。

サイクリストによる自然災害に対する新しい復興支援として活動しているRIDE AID projectとして、ゲストライダーに昨年のRIDE AID in ASO(テーマ熊本地震)、RIDE AID in ETAJIMA(テーマ西日本豪雨災害)に参画いただいたサイクルツアラーでブロガーの神楽坂つむりさん、RIDE AID project初参画となるサイクリストYouTuberのけんたさんをお迎えし、2020年4月に熊本地震をテーマにしたライドイベントを熊本県阿蘇で実施します。

​(写真は阿蘇の大観峰から望む日の出時の雲海)